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    被災地支援報告(岩手県大槌町)

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    事務局長、大野航輔です。
    4月2日から6日まで、被災地支援として岩手県へ行ってきました。1人でも多くの方と現地の状況を共有したく、サイクリングのブログで報告します。
    自分の本業は木質バイオマスエネルギーのコンサルティングで、株式会社森のエネルギー研究所に勤務しています。今回、有給休暇を頂き、支援に参加しました。社長はじめ、同僚の皆さんの理解に感謝します。

    支援参加の経緯です。岩手木質バイオマス研究会深澤さんの呼びかけで、薪によるお風呂の提供プロジェクトが進んでいます。呼びかけに応え、兼ねてから親交のあった土佐の森救援隊事務局長中嶋さんが、私や数人の方に声をかけ、「土佐の森救援隊チーム」が急遽、結成されました。
    岩手木質バイオマス研究会:http://wbi.main.jp/
    中嶋氏ブログ:http://washinosat.exblog.jp/

    倒壊家屋の建築廃材を薪ボイラ−熱源とし、避難所の方々へお風呂を提供するプロジェクトで、私たちは、建築廃材の収集、チェンソーによる薪加工、ボイラ−やお湯の供給マニュアル作成、お風呂の掃除、お風呂へホースによるお湯の供給、トラックによる水の輸送などを行いました。

    チームメンバーは、土佐の森救援隊:中嶋さん(高知)、土佐の森救援隊:松宮さん(滋賀)、NPOグリーンフォレストジャパン:横路美喜緒さん(東京)、パートナーズバンク:横路一樹さん(東京)、森のエネルギー研究所:前保(東京)、森のエネルギー研究所:大野(東京)です。

    4月2日、埼玉県大宮市を10時頃出発し、滞在先となる岩手県遠野市、遠野市総合福祉センターに午後5時頃到着しました。遠野市は自衛隊の前線基地にもなっており、物資や人材を被災地へ供給する拠点となっています。
    遠野市は地震による被害は少ないですが、慌ただしく行き交う自衛隊のトラックが、被災地の緊迫感を伝えていました。
    このセンターには、各地の社会福祉協議会やNPOが複数滞在しており、複数の被災地域を対象とした支援プロジェクトが展開されており、毎日、夕方からミーティングが開催されていました。刻一刻と移り変わる状況や被災地のニーズに対応するため、情報の共有が非常に大切にされていました。
    自分たちは、テント宿泊の用意をしていましたが、えこねっとさん等の配慮により、こちらのセンターに宿泊させて頂くことになりました。大変お世話になりました。

    朝食や昼食をコンビニへ買い出しに行きましたが、お菓子などの商品は非常に少なく、おにぎりやお弁当も、品薄の状態でした。
    ただし、市内スーパーやレストランは通常通り営業しており、食料の調達は問題なく行えました。ガソリンスタンドも通常通り営業を行っており、給油制限もなく、並ぶこともありませんでした。ちなみにガソリンは158円/Lでした。



    4月3日、8時半頃、センターを出発し、支援先の大槌町吉里吉里小学校へ向かいました。仙人峠、釜石経由は混雑するため、笛吹峠を越えました。大槌町へは約1時間です。
    峠を越え沿岸部に接近し、平地に到達すると、突然見渡す限り瓦礫が広がる風景に遭遇しました。川を津波がさかのぼり、ここまで押し寄せたことがわかります。
    この風景によって、始めて自分が被災地エリアに入ったことを実感しました。


    過去、自分が遭遇したことのない風景でした。
    かつて住宅地が広がっていた場所は、瓦礫が広がる平地になっており、町の様子を想像することも出来ません。至る所に横転した車が、おもちゃのように点在しています。


    吉里吉里小学校に到着すると、アーク社ガシファイヤー(薪ボイラ−)が順調に稼働を開始していました。4tトラックの荷台の上に設置され、水を暖めています。オヤマダエンジニアリングさん、松田建設さん等が協力し突貫工事で設備を作られたようです。


    魚の生け簀を再利用した貯水槽です。


    浴槽です。浴槽にも生け簀を用いており、貯湯槽からお湯をホースで供給します。


    男湯、女湯のドームテントです。


    僕たちは、小学校の近くに堆積していた建築廃材をトラックに積込む作業を開始しました。
    材木から飛び出す釘で怪我をしないよう、慎重に作業を行います。粉塵が舞うため、マスクも必須です。



    廃材を集積した後、チェンソーで約1mに材を玉切る作業を行い、薪製造の完了です。
    この薪がお湯を湧かす熱源となります。


    燃焼時の炉内です。


    水が少なくなると、給水所へ行き、タンクへ水を汲みに行きます。


    水圧が高いため、油断するとホースが腕から離れてしまうため、渾身の力を混めてホースを
    しっかり支えます。


    作業が一段落したので、えこねっと千葉さんのご案内で赤浜、釜石、陸前高田、気仙沼方面へ行きました。
    下の写真は、赤浜へ行く途中、線路の陸橋が崩壊した現場です。


    釜石で有名な観光船はまゆりです。



    電信柱は至る所で、枯れ木のように折れ曲がり、直立しているものはほぼ皆無でした。


    自衛隊が開設したお風呂です。脱衣所、洗い場がきちんと分かれており、浴槽だけでなくシャワーもあります。仮設ですが、お風呂として完成度が非常に高い施設です。自衛隊の方にお聞きすると、中越地震の時も喜ばれたようで、海外にも出張しているとのことでした。


    貯水タンクです。


    灯油ボイラ−です。


    給水車からタンクに給水を行っている所です。


    深澤さんの発案で製作されたかまど湯です。

    マンションの4階まで津波が到達した痕跡を確認出来ます。


    4月5日午前、大槌町へ向かう際に釜石市街を通過した際の写真です。


    遠野市の支援物資集積所です。吉里吉里小学校へ必要な物資を調達している所です。


    当初、避難所の方たちと一定の距離感がありましたが、横路親子が子供達とサッカーを始めたことから、まず子供達とコミュニケーションが始まりました。


    子供達がコーヒーを飲みに来ました。黒蜜を大量に入れ、どろどろでした(笑)。
    彼らは遊びに飢えていたようで、次々と様々な遊びを考えては繰り出し、自分も対応に大忙しでした。しかし、とても充実した時間でした。


    ランチを一緒に食べ、温かいお味噌汁をみんなで飲みました。



    お風呂を、歓声と、凄まじい水しぶき、ボディソープの全方位散乱によって、祝福してくれたのは、まず、子供達でした。
    自分が中へ入ろうとすると、全裸で外へ飛び出し、お湯をかけようとするので、隙を見て中へ入るのが一苦労でした。
    ボディソープはほぼ1ボトルを使い果たしたと思いますが、この笑顔を見れば、たいした事ではありません。
    自分たちの疲れが癒された瞬間です。
    また、今回、女湯の取りまわしについて、松宮さん、前保さんなど女性の存在が非常に助かりました。現地には、男性では出来ない作業もたくさんあることを痛感しました。支援地には女性の力が非常に重要と思います。



    4月5日、トモエテクノ社のボイラ−が追加投入されました。


    アーク社は主に浴槽、トモエテクノ社は主にシャワーと、薪風呂システムが完成しました。
    岩手県建設業協会遠野支部、佐藤築炉工業、みちのく冷熱、オヤマダエンジニアリング
    アーク、松田建設、森林総合研究所盛岡支所、遠野エコネット、遠野農林振興センター
    トモエテクノのみなさん、本当にお世話になりました。
    今後も長期間、継続して支援を行うことになると思いますが、どうぞよろしくお願いします。


    チェンソーで薪を製造しています。
    このチェンソーは道志村で活動する森林ボランティア団体の道っ木ぃ〜ずからお借りしました。
    ありがとうございます。


    東京へ帰路、花巻・大沢温泉へ立ち寄りました。大槌町から避難されている方々もいらっしゃるとお聞きしました。
    震災後、客足は遠のいてしまっているようです。




    入り口受付付近に飾ってあった、宮沢賢治幼少期の写真です。


    以上にて、報告を終わります。
    今後、被災地で支援活動を行われる方にとって、少しでも参考になれば嬉しい限りです。

    移動薪ボイラー車に御関心のある方は、下記URLから寄付等の御協力を頂ければ助かります。
    東日本大震災「つながり・ぬくもりプロジェクト」
    http://www.isep.or.jp/tunagari-project_biomass.html
    どうぞよろしくお願い致します。

    ご質問等ございましたら、bobkosuke●gmail.comまでお願いします。
    (送信時、●を@に変えて下さい。)

    メディア掲載記事
    「nikkansports.com」4/13筆者追加
    http://photos.nikkansports.com/general/genki/archives/20110408_14518.html
    「岩手日報webnews」4/13筆者追加
    http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/h201104/h1104074.html
    2011年4月10日
    大野航輔




    at 15:13, NPO法人 エコライフネットワーク サイクリング, NEWS

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        Susan Engels, 2011/04/18 7:56 AM

        Hikari: You are truly amazing !!! What work you are doing is inspiration to all mankind.










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        -, 2011/04/14 10:56 AM
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